生きろ、そなたは美しい(屋久島②)
「生きろ、そなたは美しい」
もののけ姫 アシタカ
ー3日目ー
朝は3時30分、やぶが設定しためっちゃ耳障りの悪いアラームがなります
この日ばかりはわたしもななもやぶに続いて早めに体を起こします
やぶとわたしのところはガンガンエアコンが当たるのに
ななの場所はあんまり当たらなくて暑くて起きれたとのことです
今後の旅行の参考にしよう
今日は縄文杉を見に行くため、往復11時間の登山に挑みます
運動音痴多数派のこのグループ、いけるか、、
化粧という化粧もしないので早々に準備を終え、
4時15分、コテージの前でガイドさんのお迎えの車を待ちます
ガイドさんのお迎えの車が到着し、軽くあいさつし、
みんなで乗り込んでいざ出発
途中で朝ごはんと昼ごはんを買いにお弁当屋さんに寄ってもらい
ガイドさんも忘れ物したとのことで一旦ガイドさんのお家によりました
ガイドさんのおうちはメインの道路からすこし山側に入ったところにあったので
街灯もなく、ぱっと上をみたら、それはそれはものっすごい綺麗な星空が
「えーすごい!空ほんとすごね!!」とはしゃいでいたら
「ちょっと外みる?」と
車をとめ、私たちを降ろし5分くらい星空鑑賞
これを記録できなかったことが本当に悲しい
満点の星空だし、天の川だって楽勝に見えたし、流れ星も流れたし、
周りには何にもないので空はドーム型に見えるしでプラネタリウムそのものでした
人生で初めてあんなに綺麗な星空見たけど、
もっと綺麗な時もあるとのことなので次回に期待
この頃からでしょうか、「このガイド、あたりだ」と実感したのは
後から最高なエピソードをもうそれはたくさん載せるので先に紹介しておきます
今回私たちのガイドを努めてくださったシゲさんです
愛知県出身の屋久島歴8年目(だったかな)です、愛知話できるのでかい
会社はここです
シゲさんの運転する車で登山口までいってくれるバス乗り場まで行きます
混雑緩和のため、登山口まではバスでしか行けません
ついたのですが、まあまだ朝の5時なので寝ぼけており、バスチケットを買った後
ななは「スーツケースの鍵を落とした」といいシゲさんに探させ
(結局チケット購入窓口の前に落としていた)
私は「バスチケット無くした」とちょっと騒ぎ立て
(いろんなポケット探したらでてきた)
みたいなボケっぷりをかまし、本当にいつまでも冷静なやぶありがとうとおもいながら
(いやでもケータイ初日に忘れてたわこの人)
バスを待っている間に朝ごはんを平らげます
バスが到着し、乗り込み、山道をだいたい30分くらい行きます
これが死ぬほど運転荒い、寝るにつきます
登山口に到着し、お手洗いを済ませ、準備運動を行い、、、
いざ、登り始め、、、(5時47分)
前々日にやぶのおねえちゃんに散々脅されたので、このときおそらくですが
ななに関しては登りきれない不安のが大きかったと思う、、
登山道入ってすぐのところにトンネルがあります
登山道にはトンネルはひとつしかなく、
「(折り返して来て)もう一回ここをくぐれたらゴールだよ」とシゲさん
はじめはひたすらにトロッコ道を歩きます
このトロッコは現在も使われていて、排泄物の運搬や急病人の搬送なんかに使っているそうな
私たちも登山中二回すれちがいました
ちょっと行くとすぐに大きな杉が何本も出てきます
その中でも一番大きいものが縄文杉なんだそう
最近、縄文杉よりも太い杉が見つかったそう、でも場所は公開されないみたい
豆知識をたくさん話してくれながらシゲさん先頭にやぶ、ななえ、ななの順で
てくてくてくてく、、、
コミュ強順です
なな撮影
1時間くらいトロッコ道を歩いたところで「休憩しようか」とシゲさん
登山道を外れ、川のそばまでおります
(まだ7時前)
iphoneカメラ(しかも6)では全く伝わらないのが本当に悔しいですが
本当に透き通った川でした
3人で「これはヤックル水飲むわ」とここら辺から
(幻覚の)ヤックルに何度か遭遇します
しっかり休憩をし、さらにトロッコ道をてくてくてくてく、、、
途中でオバショットを挟みながら
(グルグルグルグルグルコサミン、、、)
トロッコ道終点に、、、!
ここまで登山口から8.1キロ、標高は900メートルくらいの位置に
だいたい3時間弱くらいかけて歩きました
お手洗いのある最後のポイントでお手洗いと
シゲさんとお菓子交換をしながらの腹ごしらえをすませ
いざ再開
トロッコ道が終わったということは、本格的な登山道のはじまりです
こんな感じの大きめの岩を渡ったり、結構急な階段を登ったりの道です
最初、本当にしんどくて、絶対のぼれないと思いましたが、
シゲさんが登り方のコツを教えてくれてからのビフォーアフターといったら、、
一歩一歩を楽しく上がれるようになってきた頃
ウィルソン杉に到着
屋久島で一番古い切り株です
中に入ることができて、これを見上げると
いやあ、インスタ映え!!!!
でも角度があって特定のポジションからのみハートに見えます
ここ
写り切ってないけどど真ん中から真上を見るとこんな感じ
ちょっと休憩してから
またてくてくてくてく、、、
途中で飲み水も補給できます
登ったり下ったりしながら
大王杉に到着
またてくてくてくいくと
夫婦杉に到着
右の杉の2代杉が左側にできまるで手を繋いでいるみたいだから夫婦杉
てくてくてくてく
触れる屋久杉で最大のものに触れ
サイズの大きさめっちゃわかる
てくてくてくてく
屋久島の陸のマグロにたべられる演技をし
てくてくてくてく
もののけ姫でアシタカの頭にサンが葉っぱ(しきみ)を載せる意味を聞き
宮崎駿監督の芸の細かさに感動し
てくてくてくてくしていると
10時42分
縄文杉どーーーん
屋久杉見るところは舞台みたいになっていて近づくことはできなかったけど
それでもそれでも本当に大きかった
果てしない年数を生きていて、じっっとそこにいて、
他の生物を住まわせながら共生してる、かっこいいなあってずっと言ってました
感動もそこそこに、
これで今日の登山の半分、縄文杉を堪能したあとは下山スタートです
ちょっとてくてくてくてくと下り
川のせせらぎは聞こえるけど、おしりの悲鳴も聞こえるくらい
すわりにくいところでお昼ご飯
(あ、この写真ヌシ写ってる、、、(内輪の内輪))
「お味噌汁いれますねえ」とシゲさん
(え?お味噌汁??え??そんなオプションあったの??
書いていいよ、それ絶対HPに書いて集客した方がいいよ??)
インスタントのお味噌汁をパパッと入れ、ささっと回してくれました、、、
すれ違った違うガイドさんが「変わったところでごはんたべるなあ」っていってたし
やっぱりここすわりにくいんや、、、!と思いながら平らげ
またてくてくてくてく
下山に関しては登りよりはるかに楽だったけど、果てしない
まじで一生終わらんかとおもった
てくてくてくてく
行きしなにみたウィルソン株の近くでコンビニで買ったチョコを平らげ
トロッコ道まで到着
てくてくてくてくてく、、、、
帰りも電車とすれ違い
シゲさんに「ペース早いね、いい感じだし、ゆっくり休憩しようか」と
お褒めの言葉をいただき、登山道から外れて、
この橋の下の
こんな沢で休憩
靴も靴下も脱いで足を川につけて最高に疲れをとりまして
はしゃぎまくってたら、岸の方からシゲさんなんと
コーヒーを豆から挽いて入れてくれ、岩の上でオシャカフェ状態
お味噌汁に加えこのオプション、、、!
シゲさん、山好きさん、至れり尽くせりすぎます、、、
完全に体力が復活した私は、心のヤックルが動き出し、突如岩を駆け上がる奇行にはしる
もう一回縄文杉に迎えるんじゃないかと思うくらいテンションも体力も回復し
そろそろいこうかと、シゲさん
またてくてくてくてくてく
ついに!
かえってきました!インディートンネル!!!
てーってれってー!!!
シゲさんとゴールでハイタッチし、行きと同じポーズで記念撮影
(16時50分)
ほんと疲れたけど、シゲさんのおかげで100倍充実してたし
なによりななやぶとだといらんストレスがかからずほんと最高
むしろプラスでしかない、、感謝しかないです、、、
また荒川登山口からバスで30分ほど下山
こちらも爆睡、ほんと運転荒い酔うっちゅうに
バスを下車し、シゲさんにコテージまで送迎してもらいます
あれれ、くねくねみち入ったぞっとおもったら
絶景スポットに連れていってくれました
最後まで芸が細かい、、、!
大自然を目一杯感じ、コテージまで送ってもらいました
最後まで最高でしたシゲさん
100歩譲ってガイドなしで登れたとしても(多分登れない)シゲさんと
登山中の雑学、屋久島の名物、川好きになりかけてること、もののけ姫の小ネタ、愛知県話等々を話できなかったらここまでの感動はなかった、、、
嫁がいることを最後にさらっと言われましたがそれもまたいい
既婚者なのですね!!嫁うらやま!!って感じでしたわ
この登山終えてもう一回屋久島に来ることは硬く約束されたのですが
是非次回は、違う山か川かキャンプで「山好き」さんにお世話になろうと思います
本当にありがとうございました、、
帰って余韻に浸りながら、
宿にほど近いホテルに併設されている大浴場に行く用意をし
出発!
このころにはもう道を覚え出していたので、グーグルなしでやました運転で行けた
が、駐車は4回くらい切り返した
大きいお風呂に入り、夜ご飯の場所を決め、出発
この頃にはやぶりん
「私が運転してななえがマップ係が一番効率よくね?」と気づき
ここからほぼやぶりん運転係に、、ありがとう、、、
行きたかった宮之浦にある「潮騒」さんは、臨時休業
(もうほんと屋久島!!!)
並列で気になってた「若大将」さんへ
満席気味だったけど運良くはいれました
「若大将」さんの若大将がまじで若大将でしっくり加減やばかった
めっちゃお酒のみたかったけど、車なので烏龍茶
絶対地酒美味しいし、次回来たときは飲みたいと思う
屋久杉でつくった箸 、定番おみやげっぽい
シゲさんにおしえてもらった「カメの手」
本当のカメの手ではなく貝なのだけど、塩加減が最高で、お腹空いてたので
まじで3人で一瞬で食べたわ、、
寿司、、、
しばらくこっちでお魚はたべません、比べちゃいそう
正直えび(サービスでした!えび史上最高においしかった)以外の魚の名前覚えてないけど、おそらくタイ、カンパチの仲間たちだった気がする
まじで美味しい、、
お醤油も甘めのお味でレモンを絞るとまた味が絶妙
お腹も心もいっぱいになったのでお勘定し
帰りにドラックMORIにより、あしたの水分と明日の登山にそなえるための湿布を確保し、コテージに着(9時過ぎかな)
7月21日にななの、9月11日にやぶの、9月25日に私の誕生日だったので
コテージでプレゼント交換会!
21歳になります。15歳からのお付き合いだから5年の仲だねえ
まだ5年か、もっと経ってる気がするけど、あらためてこれからもよろしくです
明日の準備と帰るための荷造りをし、湿布を貼り、おやすみ~
ってなったけど、湿布が鼻をスースーさせて来るからめっちゃ疲れてるのに
めっちゃ目が冴えた、、、
タイのヤードム思い出したわ(内輪の内輪)
ちょっと外で星見て、鼻と口に窒息しない程度に布団を当て熟睡
明日はいよいよ最終日、
最後はもののけの森にいきます!こだまにあえるかなあ
(ガイドさんの名前だと思っていた名前が実はガイドさんのお嫁さんの名前だと発覚したので訂正させていただきました。シゲさんすみませんでした!!!)
つづき